不調の予防/改善は、オメガオイルの摂取バランスの見直しが鍵

前回のコラムで、オメガ6の過剰摂取が、
なぜカラダに毒なのかは、
お分かりいただけたと思います。

今回は、「オメガオイルの特徴」
についてご説明します!

-このコラムでわかること-
◇炎症とは

◇オメガ6、オメガ3とは

◇オメガ3とオメガ6の働き


オメガオイルの働き
オメガ3、オメガ6などのオイルは、炎症をコントロールする働きがあると言われています。
そもそも炎症とは何かを理解しながら、それぞれの効果をお伝えしていきます。

炎症とは
炎症は、怪我をした時、風邪をひいたとき(細菌感染)などに起こる防御反応であり、熱、腫れ、発赤および痛みや倦怠感として現れます。
炎症は、正常な免疫反応の一種で、損傷部位や感染した臓器や細胞を回復させるために白血球の活動が活性化しています。

炎症は、回復の過程において必須の反応ですが、それが慢性化してはいけません。大切なのは組織が回復したら炎症が収束し、正常な状態へと戻ることなのです。つまり炎症と抗炎症のバランスが鍵になります。

オメガ6とは
オメガ6は防御反応や組織の成長に必須になる炎症を起こす働きも持っていますが、過剰に摂取することで炎症を悪化させて慢性化へと導きます。

オメガ3とは
オメガ3は抗炎症効果を持っており、様々な疾患の根底に潜む慢性炎症を収束へ導く働きがあります。特にEPADHAは抗炎症効果が高く、ALA(αリノレン酸)も微弱ではありますが抗炎症効果を持っています。EPADHAを多く含むフィッシュオイルやALAを多く含む亜麻仁油(フラックスシードオイル)は炎症の軽減に最適なオイルと言えます。

オメガ3とオメガ6の働き
オメガ6が多く、オメガ3が少なくなってしまうと身体が慢性炎症状態へと陥ります。厄介なことに過剰なオメガ6ALAEPADHAへ代謝する経路を阻害してしまうため、より炎症を慢性化させてしまいます。
よってオメガ3は食生活の乱れ、腸内環境の悪化、老化などによって発生する炎症に対して効果的です。
慢性炎症疾患と考えられている関節炎の寛解、心血管疾患やアルツハイマー病などにも予防効果が期待できます。
さらに、皮膚におけるアレルギー反応の抑制にも有用性が示されています。
このようにオメガ3とオメガ6の摂取バランスを見直すことで様々な不調を予防寛解できるかもしれません。


オメガやEPA・DHAを含んだ代表的な食事として、青魚が挙げられますが、毎日必ず摂取することはなかなか難しいと思います!
週1〜2回程度は青魚を摂るように心掛け、残りはフィッシュオイルなどで代用するのも良いので、ぜひ試してみてはいかがでしょうか。

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